子猫はちょっとしたきっかけや、体調の変化が命取りになることもあります。その中でも特に注意をしてほしいのが下痢です。
成猫でも下痢をしたら、何か体調が悪いのではないだろうか?と不安になってしまいますが、子猫の場合だとさらに心配になりますよね。
下痢をしている原因は何?動物病院にすぐ受診した方がいいの?すぐにすべき対処法とは?
子猫を初めて育てるヒトも、子猫の突然の下痢に戸惑っている方も、今回は子猫が下痢をすることについてご紹介しましょう。
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子猫が下痢をする主な原因7つ
まだ授乳中の子猫は成猫とは違い軟便のため、下痢のような排便をします。しかし、明らかに水のような便をする場合や、下痢と同時に何らかの症状が出ている場合は原因を考えすぐに対応をしてあげる必要があります。
子猫は免疫力も低く、症状が現れてからわずか数時間で急変する場合もあります。子猫の下痢を発見したら、油断せずにすぐに原因について考えるようにしましょう。
ミルクが適当ではない
人工哺乳で授乳期の猫を育てている場合、ミルクの温度が下痢をしている原因となる場合もあります。通常猫の母乳は38℃くらいです。
そのためミルクが38℃以下となると冷たすぎてお腹を壊してしまう原因となります。
またミルクの濃度が濃すぎたり薄すぎた場合も下痢をします。下痢をする回数があまりにも多いけれど、元気があるようだという場合はミルクの作り方をもう一度正しく作れているかチェックしてみましょう。
ストレス
子猫が下痢をするのはストレスが原因となっている場合もあります。まだまだ未熟な子猫は大変デリケートでちょっとした環境の変化や、かまってもらえないことによる寂しさからのストレスから下痢をするようになります。
特にまだまだ幼い子猫は、通常なら母猫とピッタリと寄り添って愛情たっぷりに育ててもらう時期ですから、ポツンと一人きりで長時間過ごしていると寂しさから体調を崩す原因となります。
子猫はとても遊び好きで、遊んであげることでストレスを解消しますのでミルクやトイレのお世話をしてあげるだけではなく、母猫になった気持ちでたくさん遊んであげるのも大切ですよ。
また子猫は構いすぎることでもストレスを感じて下痢をすることもあります。例えば気持ちよく眠っているところを邪魔されたり、追いかけられたり、力任せにギュッと抱きしめられるのもストレスの原因となります。
ぜひ子猫が下痢をしているときはストレスを与えていないか生活スタイルを見直してみましょう。
寄生虫
下痢をしているときにもっとも注意をしたいのが寄生虫です。寄生虫は子猫の小腸に寄生して、下痢を始めとしたさまざまな症状を引き起こします。特にコクシジウム症は重症化しやすく、下痢によって脱水症状を引き起こすこともあります。
また下痢の他にも寄生虫に栄養を吸い取られ、発育不良に陥いることもあります。
コクシジウム症でもっともわかりやすい症状が下痢なので、まだ寄生虫の検査を受けていない子猫ならばすぐに検査を受けるようにして対策を早めにとるようにしましょう。
ウイルス感染症
子猫の下痢の原因はウイルス感染症の場合もあります。下痢を伴う主な感染症は「猫汎白血球減少症」や「コロナウイルス感染症」です。
どちらの感染症も下痢と共に、元気減退、発熱、食欲不振、体重減少といった症状があります。
ワクチンを接種していれば、感染する確率は低く、感染したとしても症状は軽く済みますが、接種をしていないと死亡率は90%にも上る恐ろしい病気です。子猫の命を守るためにも、ワクチン接種は進んで受けるようにしましょう。
異物を飲み込んでしまった
子猫の下痢は異物を誤って口にしたことが原因となっている可能性もあります。子猫の胃腸は特にデリケートなのでちょっとしたものでも、下痢を引き起こしてしまいます。
たとえばヒモやビニール、髪の毛。植物等、まさかこんなものを!?と、驚いてしまうようなものでも興味を持って口にします。
成猫でも気を付けないといけませんが、子猫はとくに注意をして異物を飲み込まないようにしてあげましょう。
食べ過ぎ
離乳をしてご飯を食べるようになると、今度は食べ過ぎに気を付けないといけません。子猫はとてもよくご飯を食べるので、規定量をあげても「もっとちょうだい!」とせがんでくることがあります。
そんな子猫のつぶらな瞳に「じゃあちょっとだけよ?」と、ごはんを思わずあげてしまうこともあるでしょう。しかしご飯を食べすぎると、消化不良を起こして下痢になることもあります。
もし、離乳を食べだしてから下痢をするようになったときは食べ過ぎていないか適量を確かめてみましょう。
餌があっていない
子猫の時代はまだ食べたことがないものが多いため。餌の成分に過剰反応をしてお腹を壊してしまうこともあります。そのため子猫が下痢をしたなと思ったら、今与えている餌から変えてみてもいいのではないでしょうか?
子猫が下痢と嘔吐をしたときにまずすべきこと
子猫が下痢をしただけならまだしも、嘔吐も一緒にしたとなれば、飼い主様としてはパニックになってしまいますよね。しかしそこで焦ってはいけません。
まずは猫が嘔吐をしたらすみやかに、嘔吐物をチェックするのと同時に、嘔吐が体にかかっていたら体を冷やさないように拭いてあげて体を温めてあげましょう。
子猫は体温調節がとても苦手で、嘔吐や下痢によって体が濡れると体温が急激に下がり低体温症に陥ります。
低体温症は子猫にとって死に至る可能性の高い症状でありますので、まずは体を温めて保温をしてあげましょう。
子猫は成猫と違い基本的にあまり嘔吐をしません。そのため嘔吐を繰り返している場合は何らかの異常が発生している可能性があります。
それに合わせて下痢をしているというならば、早急に動物病院へ受診をするほうが良いでしょう。病院へ向かうときは、嘔吐物をスマホなどで撮影するか、病院まで持っていく方がスムーズに診察が進みます。
子猫の下痢と嘔吐の原因はウイルス感染症か寄生虫による影響の可能性が高いため、早急に治療を行ってもらうようにして子猫の命を守りましょう。
緊急性を要する子猫の下痢の特徴と、その対処法
子猫が下痢を1回程度しただけならば問題はないでしょうが、あまりにも繰り返す場合は命の危険があります。というのも、前述した通り子猫にとって下痢を頻繁にすることは脱水症状を引き起こす可能性があるのです。
そのため、子猫が数時間、あるいは数十分おきに下痢をするようならば、何を差し置いてもすぐに動物病院へ急ぎましょう。
また、少し目を離した隙に子猫が下痢をしてしまい、体中が濡れていたという場合は、すぐに体を拭いて温めてあげるようにしましょう。
まだまだ幼い子猫はトイレで出来ないため、下痢をその場でしてしまいます。そのため気付いたときには子猫の下痢で悲惨な寝床になっていた!なんてこともめずらしくはありません。
そうなると身体が冷えてしまうだけではなく、衛生面も心配ですよね。そうならないためにも、まだ離乳前の子猫は特に注意深く見守るようにしましょう。子猫の体調は数分ごとに変わる場合もあります。
ほんの数分前までは元気に鳴いていたのに、ちょっと目を離したときにはぐったりしているということもあります。
子猫を育てている方は、下痢を始めとしたさまざまな変化を注意深く見守り、少しでも不安を感じたら動物病院へ相談するようにしましょう。
子猫の下痢は油断せずにすぐに対応してあげよう
かわいくて小さな子猫がつらそうにしていたら、飼い主としてはとても心配してしまいますよね。
実際に子猫の下痢は何らかの病気や体調不良のサインであることが多いのです。そのため子猫の下痢は油断をせずに、できればすぐに対応をしてあげましょう。
また子猫は下痢をする以外にもさまざまな症状を発症します。そのときに、素早く対応できるように気を引き締めてお世話をしてあげましょうね。